2009年3月29日日曜日

宇宙飛行士の訓練体験









宇宙飛行士訓練、受けてみませんか―。茨城県つくば市の
宇宙航空研究開発機構筑波宇宙センターで、
本物の訓練施設を使って比較的安価に宇宙飛行士訓練を
体験できるサービスが始まり、2月16日、報道陣に公開された。
施設を有効活用する方法を宇宙機構が公募し、
小型衛星開発など宇宙関連事業を手掛ける民間企業エイ・イー・エス
(東京)が事業を進めることになった。施設は、実際に若田光一さんら
日本人飛行士の訓練などに使われたという。
完全予約制で小学2年生以上が対象。
料金は、訓練が1種類の場合で1500円(税別)。
問い合わせは同社筑波事業所、電話029(855)2014.

2009年3月28日土曜日

まいど1号が雷観測成功












 大阪大は2月16日、1月にH2Aロケットで打ち上げられた小型衛星
「まいど1号」が、高度約660㌔の軌道上から雷が発する
電磁波を観測するのに成功したと発表した。
将来は、複数の衛星を使って雷の正確な位置や発生しやすさを予測する。
“雷予報”実現に役立つと期待される。雷センサーは阪大が開発。
2月12日から2月14日にかけ、オーストラリアや
アフリカ上空など64カ所で試験的に観測を行った。
データは宇宙航空研究開発機構を通じて阪大に送られた。

2009年3月27日金曜日

 原爆ドームの内部公開













世界遺産・原爆ドーム(広島市中区)の劣化状況を確認するため、
広島市が約3年ごとに実施している健全度調査に合わせ、
普段は立ち入り禁止の内部が2月16日、報道陣に公開された。
1992年以降、6回目の調査。高さ約25㍍のドーム最上部付近の
足場からは、平和記念公園が一望に。ぐにゃりと折れ曲がった
むき出しの鉄骨、外壁に無数に入ったひび、地面に散らばった
れんがの破片が、被爆時のすさまじい状況を物語っている。

2009年3月24日火曜日

タンチョウ1000羽台回復











北海道は2月13日、先月23日に実施した国の特別天然記念物
タンチョウの2008年度の2回目となる生息数調査で、
2年ぶりに1000羽台を回復したと発表した。
過去2番目に多い1065羽を確認した。道によると、
調査は道内の17市町村、計137カ所で、午後3時に
一斉に数を確認した。昨年12月5日に実施された
1回目の調査では801羽だった。一斉調査を始めた
1952年には33羽と絶滅の危機にさらされていたが、
保護活動などの結果、2006年1月に最多の1081羽が確認された。

2009年3月22日日曜日

 放鳥コウノトリ、今年初産卵





兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)は2月12日、
放鳥した国の天然記念物コウノトリのペアの卵6個が、
同市百合地(ゆるじ)の人口巣塔で確認されたと発表した。
ほかの放鳥ペアも含めて、今年初の産卵。産卵したのは8歳の雄と
10歳の雌のペア。このペアは2007年4月、国内で43年ぶりに
自然ふ化を成功させた卵を産んでおり、3年連続の産卵。
07年に1羽、08年に2羽の雌が巣立っている。
ペアは昨年12月に交尾行動が確認され、2月上旬から卵を
温めるような行動を見せていた。12日午前、
公園の研究員が高所作業車を使って人工巣塔の中を調べたところ、
巣の中に6個の卵があった。


2009年3月21日土曜日

植村直己冒険特別賞に堀江さん






優れた冒険をした人に贈られる「植村直己冒険賞」発表会
(兵庫県豊岡市主催)が2月12日、都内であり、ヨットなどで
太平洋横断を何度も成功させた堀江謙一さん(70)が
「冒険特別賞」に選ばれた。2008年の冒険を対象にした
「冒険賞」は、該当者が辞退したため受賞者なしとなった。
堀江さんは1962年に世界で初めてヨットで
太平洋単独無寄港横断に成功、08年には波の力で進むボートでも横断した。
堀江さんは会見で「植村さんのような山をやる人のまねはできない。
ヨットは何歳になってもできる。新たな航海を考えている」と
冗談交じりで今後の抱負を語った。
冒険賞を辞退した登山家の男性は、登山中に雪雪崩で友人が
死亡したことを理由に辞退したという。


2009年3月20日金曜日

 秋田の夜空に光の紙風船




和紙で作った巨大な紙風船を熱気球のように冬の夜空高く
舞い上がらせ、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災などを祈願する
伝統的な小正月行事「紙風船上げ」が2月10日夜、
秋田県仙北市西木町で行われた。紙風船は最大で高さ約12㍍。
油を染み込ませた布玉を底部に固定し、火をつけて内部の空気を
暖めて上昇させる。午後6時ごろ、掛け声に合わせ武者絵や
美人画が描かれた「光の紙風船」が一斉に舞い上がると、
見物客から「すごい、すごい」と歓声が上がった。

2009年3月18日水曜日

 女性消防団員募集呼び掛け






「子どもがいても仕事があっても、自分の時間を見つけて
活動出来ますよ」―。東京・丸の内で2月10日、女性消防団員の
入団を促すイベントが開かれ、団員募集ポスターのモデルを
務めているタレント、安めぐみさんが「たくさんの方に
入団してほしい」と昼休みのOLらに呼び掛けた。
イベントは総務省消防庁が開催。
消防団員の総数が減少する中、女性団員は増加傾向にあり、
現在は全国で約1万7000人。消防庁はさらに女性団員
10万人を目指し、安さんをPRビデオにも起洋し、
入団キャンペーンを展開している。


2009年3月16日月曜日

イ・ビョンホンさんが秋田ロケ





秋田県は2月9日、韓国のスター俳優イ・ビョンホンさんが
主演するドラマの日本ロケが3月中旬から約3週間、
県内で行われると発表した。県は旅行客増などから約2億円の
経済効果があると試算している。県によると、
ドラマは9月に韓国のテレビで放送開始予定の「IRIS」(アイリス)。
イ・ビョンホンさん演じる主人公は韓国国家安全局の職員で、
逃亡し、日本に潜伏するシーンを秋田県で撮影する。
県などは撮影を支援する会を設立。企業などを対象に会員を募集、
イ・ビョンホンさんが参加する会員限定のレセプションも企画している。
スタッフの宿泊先は、会に参加した宿泊施設が無償で提供する。


2009年3月15日日曜日

ハートマークの子牛誕生





 丑(うし)年のバレンタインデーを前に、神奈川県藤沢市の牧場で
額に白いハート模様のある子牛が誕生して話題を呼んでいる。
1月25日に誕生したばかりの雄の子牛は「ハ―ちゃん」と名付けられ、
生まれた「山君(やまくん)牧場」で大切に育てられている。
「親の代の昭和30年からやっているが、こんなにはっきりした
ハートは初めて」と牧場経営者。「3月上旬には市場に出す予定だが、
動物園か観光牧場で引き取り手があれば」と少し心配顔だ。
病気予防のため一般公開はしていない。


2009年3月14日土曜日

 秋葉原に「防犯チーム」





7人が死亡した東京・秋葉原の無差別殺傷事件を受けて、
東京都は繁華街で不特定多数の人を狙った犯罪を抑止しようと、
地域住民や商店主らと連携して繁華街に協議会を設置、
防犯カメラの整備などを支援することを決めた。
2009年度予算は約1億円。殺傷事件が起きた秋葉原や八王子など
5カ所の繁華街に2000万円ずつ補助する方針。11年度までの
3カ年で計15カ所の繁華街で協議会をつくり都が支援する。

2009年3月13日金曜日

母校の高校生にエール





 昨年のノーベル物理学賞を受賞した小林誠・高エネルギー加速研究
機構名誉教授(64)と益川敏英・東京大名誉教授(68)が2月6日、
名古屋市内のそれぞれの出身高校で講演し、研究の魅力に
ついて語りながら、後輩たちにエールを送った。
同市東区の愛知県立明和高校を訪れた小林氏は、
体育館に集まった約830人の生徒に「度の研究者も発見の喜びは同じ。
成果の大小を気にせずいろいろなことに挑戦して」と呼び掛けた。
一方、益川氏は同市昭和区の市立向陽高校で生徒約850人を前に講演。
終了後の花束贈呈で代表の女子生徒と握手すると「高校では3年間、
男子クラスだった。女子生徒と初めて握手して大変感激している」と
はにかみ、会場を沸かせた。


2009年3月10日火曜日

東北もハイブリッド列車

東北、信越地方の観光鉄道路線に2010年秋以降、
ディーゼルエンジンと電池を搭載したハイブリッド列車を走らせる計画を
JR東日本が進めている。ハイブリッド列車の実用化に成功しているのは
世界でも日本やフランスなどだけで、国内の営業運転は07年の
小海線(山梨、長野県)以来2例目となる。電池の電力だけでモーターを
回転させて発車。加速時はディーゼルエンジンで起こした電気と
電池のパワーを使い、減速時には車輪の回転を電気エネルギーに
変えて電池に充電。従来のディーゼル車に比べ燃費が10%向上、
窒素酸化物(NOx)などの有害物質排出量は60%削減できる。
製造費用は1車両約3億円。観光ローカル路線として人気がある
津軽線と大湊線(いずれも青森県)、五能線(青森、秋田県)、
大糸線(長野、新潟県)に計10両を投入する。

2009年3月8日日曜日

  さっぽろ雪まつり開幕へ

北海道を代表する冬の祭典「さっぽろ雪まつり」の開幕を2月5日に控え、
メーン会場の大通公園(札幌市中央区)で4日、
雪氷像をライトアップする試験点灯が行われた。
昨年再建50周年を迎えた浜松市の浜松城や、韓国ソウルの
南大門(崇礼門)など高さ約15㍍の雪像が浮かび上がり、
観光客らは歓声を上げた。60回の節目を迎えた今年の
雪まつりは、11日までの1週間。大通公園やススキノなどの
3かいじょうに大小計約290基の雪氷像が設置される。

2009年3月7日土曜日

網走で「流氷初日」

網走地方気象台は2月3日、北海道網走市沖のオホーツク海で、
この冬初めて陸から流氷が見える「流氷初日」を迎えたと発表した。
平年の流氷初日は1月20日となっていて、
1946年の統計開始以来3番目の遅さとなった。
風向きにもよるが、10日ほどで接岸する見込み。

2009年3月6日金曜日

太陽系外で「地球」探す初ミッション、探査機ケプラー 6日打ち上げ

宇宙旅行シミュレーション


宇宙旅行ガイド





米航空宇宙局(NASA)は6日、太陽系の外で地球に似た惑星を探すため、
探査機「ケプラー(Kepler)」を打ち上げる。

 ケプラーは3月6日午後10時48分(日本時間7日午後0時48分)、
フロリダ(Florida)州ケープカナベラル(Cape Canaveral)空軍基地からデルタ2
(Delta II)ロケットに搭載されて打ち上げられる。

 ケプラーが探すのは、太陽に似た恒星の周囲を公転する、
生命維持に必要な水が存在できる距離と気温を保った地球に似た惑星。
このような試みはNASA初だという。

 NASAの天体物理学部門のジョン・モース(Jon Morse)主任は前月の記者会見で
「惑星探査機ケプラーの試みは、地球サイズの惑星が銀河系にどれくらいの頻度で
存在するのかを知り、地球から近い星でそのような惑星を直接発見し特色を理解する
ミッションを将来計画する上で非常に重要だ」と語った。
。(c)AFP/Jean-Louis Santini

 コバトン若田さんと宇宙へ

埼玉県は2月3日、12日に打ち上げ予定の米スペースシャトル
「ディスカバリ―」に搭乗する宇宙飛行士若田光一さん=
さいたま市出身=が、県のマスコット「コバトン」の縫いぐるみ
(全長10㌢)を、公式飛行記念品として船内に持ち込むと発表した。
コバトンは、県鳥「シラコバト」がモチーフ。
約2週間で地球に“帰還”する予定。

2009年3月4日水曜日

新キャラは3人の小鬼

NHKは2月3日、教育テレビの幼児番組「おかあさんといっしょ」の
ぬいぐるみ人形劇「ぐ~チョコランタン」に代わって、
3人の小鬼が活躍する「モノランモノラン」を3月30日
から始めると発表した。「モノランモノラン」は、
物がしゃべる町「ものものランド」を舞台に、雷神の孫ライゴー、
水神の孫スイリン、風神の孫プゥートという男女の小鬼が、
立派な神様を目指して修業する物語。
小説家畠中恵さんが原案を担当した。

2009年3月1日日曜日

 びょうぶに百人一首

 紀州藩徳川家の庄屋だった和歌山県橋本市吉原の民家に、
江戸時代後期の百人一首のびょうぶ絵が残っていたことが1月22日まで
に分かった。農業某さん(76)が約30年前、自宅の離れの客間に
あった六曲二双のびょうぶに百人一首と歌人の絵が描かれて
いるのを見つけた。高野山霊宝館の副館長が1月19日に鑑定。
絵は1枚が縦24.5㌢、横8.5㌢で、人物の版画に岩絵の具で彩色を
施していた。和歌は、世尊寺流をまねた力強い書風から
江戸時代後期の作とみられる。