2008年8月30日土曜日

NYで魚の不正表示、女子高生の研究で発覚

米ニューヨーク(New York)の食料品店やすしレストランで販売されている魚の4分の1で、魚種名が正しく表示されていないことが、女子高生2人が立ち上げた研究で明らかとなった。

 ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が22日報じたところによると、安価な魚が高級魚として表示されていたり、絶滅の危機に瀕(ひん)している種が環境に優しい魚として売られたりしているという。この問題を明るみに出したのは、研究熱心な若者と、DNAバーコードと呼ばれる最新技術だ。

 2人の女子高生、ケイト・ストークル(Kate Stoeckle)さん(19)とルイザ・ストロース(Louisa Strauss)さん(18)は、マンハッタン(Manhattan)のレストラン4軒と食料品店10軒から魚介類のサンプル60点を採取し、アルコールで保存して、遺伝子分析のためカナダ・オンタリオ(Ontario)州のゲルフ大学(University of Guelph)に送った。

 ストークルさんの父親は鳥類専門家で、DNAバーコードの提唱者の1人でもある。2003年に開発されたDNAバーコードは、全体的な遺伝子情報ではなく1本の染色体を使用して種を特定する手法だ。

 ある晩、すしレストランで夕食をとっていた際に、ストークルさんは父親にDNAバーコードの手法がすしにも応用できるかどうかを尋ね、そこから高校生の研究プロジェクトが誕生した。

一方カナダでは、ゲルフ大学の大学院生ユージーン・ウォン(Eugene Wong)さんが、
ストークルさんらが送ったサンプルのDNAと、国際ライブラリーに登録されている
魚類約5500種の3万562のバーコードを照合した。
その結果、すしレストラン4軒のうち2軒、食料品店10軒のうち6軒で、魚の名前が
正しく表示されていなかったことが明らかとなった。
ウォンさんと、同大学のロバート・ハナー(Robert Hanner)教授(生物学)は、
トロント(Toronto)とゲルフでさらに40点のサンプルを収集した。
ハナー教授は同大学のウェブサイトに掲載した声明で、この問題について
「消費者に対する詐欺行為というだけでなく、公衆衛生上の懸念も浮上している」とし、
「ある種の魚に対してアレルギーを持っている人もおり、名前が正しく表示しなかったことで
危険な結果を招く可能性もある」と指摘した。
この研究結果は、次週発行のカナダ科学誌「Food Research International」に掲載される。 (c)AFP

2008年8月29日金曜日

ほ乳類は危険を「におい」で察知、スイス大研究報告

スイス・ローザンヌ大学(University of Lausanne)の研究チームは21日、ほ乳類はにおいを利用して危険を知らせ合えることが判明したと発表した。

 あるラットが発した警告フェロモンを混ぜた水の入ったビーカーが置かれた環境に別のラットを入れると、すぐに危険をかぎ取りビーカーから離れる。この警告フェロモンに反応しているのが、鼻孔入口にある300-500個の細胞からなるGruenebergと呼ばれる神経節だったのだ。

 この神経節は1973年に科学者Hans Grueneberg氏が発見したもの。
人間にも備わっていることから、ローザンヌ大学の研究チームは、人間にも互いに危険をに
おいで知らせ合う機能があるとみている。
Grueneberg神経節の細胞は、細胞に含まれるカルシウムを利用して脳に危険を警告するという。
研究チームが実験で、マウスにほかのフェロモンやにおいや母乳のにおいをかがせたところ、
神経節の細胞内に含まれるカルシウムの濃度は上昇せず、細胞の活性化みられなかった。
だが、警告フェロモンをかがせた場合だけ警告信号を発した。
別の実験では、Grueneberg神経節を取り除いたマウスの反応を観察したが、隠したビスケットなど、
ほかのにおいはかぎ分けたものの、警告フェロモンには反応しないことが分かった。
このような警告信号を感知することによって、危険や捕食者から逃げるなどの行動を起こすのだと、
研究チームは指摘している。
生物のほかの種にも同様の機能があり、例えば昆虫は同種間で分子の信号を送り、
互いに危険を知らせ合っているという。 (c)AFP

2008年8月28日木曜日

 五輪『全力で戦った』  日本選手団が帰国会見

北京五輪の日本選手団本隊が25日帰国した。メダリスト9人が、東京都内での
記者会見で喜びを語り、陸上男子400㍍リレーで銅メダルを獲得した朝原宣治選手(大阪ガス)は
「個人として最高の結果だった」と振り返った。
リレーのメンバーは興奮冷めやらぬ様子で、塚原直貴選手(富士通)は
「これからが僕の競技人生の再出発」と決意を新たにした。
開会式で旗手となった卓球の福原愛選手(ANA)は「一生忘れられない貴重な体験をした。
人としてもアスリートとしても成長したい」と話した。
福田富昭団長は金9個を含む25個のメダル獲得に「全力で戦った。
大変いいということではないが、悪いというほどでもない」と総括した。
福田団長は24日に北京で行った記者会見で、
選手村に入らずに惨敗した野球やマラソン陣を批判したが、この日の会見では言及しなかった。
26日には都内で解団式を行つた。

2008年8月27日水曜日

世界の民俗芸能が競演

民俗芸能の伝承活動などに取り組む世界各国のグループや演奏家らが、
芸能舞踊や音楽を披露する「はこだて国際民族芸能祭」が20日夜、北海道函館市で開幕した。
韓国や台湾、インドネシア、ブルガリアなど海外9カ国・地域の出身者らが参加。
異国情緒漂う元町公演の野外特設ステージや市民会館で
24日まで、5-7組が連日連夜ライブを行う。

2008年8月26日火曜日

 国際情報五輪で高2が金

 文部科学省は9月22日、エジプトで開催中の、世界の高校生らが
コンピュータープログラムの作成を競う第20回国際情報オリンピックで、
開成高(東京都)2年の男子生徒(17)が金メダルを獲得したと発表した。
日本の代表はいずれも東京都の高校生4人で銀メダルが1人、銅メダルが2人と、
参加6回目で初めて全員が受賞した。

白ネギずくめ新メニュー

とろける食感と甘みが特長の鳥取県西部特産の白ネギをアピールしようと、
新作料理の発表会が先月21日、同米子市の皆生温泉であった。
「白ねぎ料理の店」に初めて認定された地元の宿泊保養施設「弓ヶ浜荘」が考案。
「白荵発見伝」と題した前菜からデザートまで白ネギずくめの12品を約40人が試食した
。認定店は弓ヶ浜荘のほか、米子市と境港市に計10店あり、9月からそれぞれの
新メニューを味わうことができる。

2008年8月25日月曜日

全方位で衝突回避機能 日産が技術開発  ブレーキ自動で制御

日産自動車は五日、車線変更やバック時に他の自動車と接触するのを回避するため、
ブレーキを自動制御する技術を開発したと発表した。日産は前方車への追突を避ける
技術を搭載した車を販売しており、全方位で衝突を避ける技術を取り揃えたことになる。
車両の側面と後部にセンサーを設置し、隣の車線を走行中の車両や、後方の障害物を検地。
隣の車線で車が接近しているのに気付かずに車線変更を試みても、
四本のタイヤそれぞれのブレーキを制御し、ハンドルを押し戻す仕組み。
駐車中の車をバックで出す際も、他の車と衝突しそうになると、ブレーキがかかる。
併せて、警報などでドライバーに知らせる。日産は高級セダン「フーガ」をベースにした
実験車を公開したが、これらの技術を搭載した自動車の市販は「今のところ未定だ」と話している。

2008年8月23日土曜日

 九博、来館500万人突破

2005年10月に4番目の国立博物館としてオープンした福岡県太宰府市の
九州国立博物館(九博)の来館者が14日500万人を突破し、記念セレモニーが開かれた。
九博は開館から4ヶ月余りで100万人を突破。その後も好調な集客ペースを維持し、
2年10カ月で500万人を達成した。

2008年8月21日木曜日

徳島で今年も「阿波おどり」始まった!!

徳島市の夏を華やかに彩る「阿波おどり」が始まった。猛暑が続く市内は15日までの4日間、
「踊るあほうに見るあほう」の熱気であふれ返る。午前9時すぎ、
江戸時代に徳島を治めた蜂須賀家の墓がある徳島市の興源寺で、「連」と
呼ばれる踊りグループ9連、約350人が奉納踊りを披露。4日間の無事を祈念した。

一度見てみたいな!!

2008年8月19日火曜日

 片岡球子さんの「裸婦」寄贈

今年1月に103歳で死去した文化勲章受章者の日本画家片岡球子さんの「裸婦」が
14日までに遺言に基づいて遺族から岡山県立美術館(岡山市)に寄贈された。
裸婦像は片岡さんの連作の一つ。今回寄贈されたのは1988年の作品で
縦約73㌢、横約91㌢。濃い青を背景に、もたれ掛かるように座って背中を見せる
女性が力強く描かれている。

2008年8月17日日曜日

波紋広げる農相発言 消費者庁法案にも影響 

大田誠一農相が食の安全に関し「消費者がやかましく言うと、応えざるを得ない」などとした
テレビ発言が十一日、波紋を広げた。野党幹部は「官尊民卑の発言だ」(鳩山由紀夫民主党幹事長)
などと一斉に批判。政府、与党内でも、格好の攻撃材料を提供した形の農相への視線を冷たく、
次の臨時国会に提出される福田康夫首相肝いりの「消費者庁」創設関連法案審議にも影響が
出そうな雲行きだ。「閣僚としての資質を疑わなければならない。
高い目線で消費者を眺めているのではないか。この内閣もスタート早々、終止符を打たなければ
ならないような状態だ」。鳩山氏は十一日夜の沖縄市での講演で発言を強く批判し、
福田改造内閣への対決姿勢をあらわにした。ほかの野党も「消費者の思いを逆なでし、
消費者庁の在り方にも大きな影を落とした」(穀田恵二共産党国対委員長)と、臨時国会で激しく
追及する構えだ。消費者庁設置法案に関して、民主党は基本的な方向性に大きな違いはないとして
「注文は付けても、つぶすつもりはない」(幹部)との立場だった。だが、今回の発言で法案審議が
スムーズに進まない可能性もあり、首相が思わぬ火種を抱え込んだのは間違いない。
「あまり適切な言葉ではないと思いますよ」。十一日夜の記者団の質問に首相に
「その場に居合わせていないからよく分からない」としながらも、心中穏やかでないことをうかがわせた。
野田聖子消費者行政担当相はよりストレートに「消費者行政は福田内閣の最重要課題で、
意識を高めてほしい。誤解がないよう取り組んでいただきたい」と苦言を呈し、
公明党の太田昭宏代表も「私は消費者の声を聞くのが一番大事だと思う」として真意を説明するよう求めた。
当の農相は(消費者が)健全に、正当に自らの権利を主張しているということを言っている。
と改めて釈明したが、過去にも物議を醸す発言をしているだけに、与党内にもかばう声は多くない。

2008年8月16日土曜日

<すかいらーく>横川社長、解任へ 後任に谷氏

すかいらーくは、12日に開く臨時株主総会で、主要株主の投資会社2社から退任を
求められている創業家出身の横川竟(きわむ)社長(70)を解任し、
後任に谷真常務執行役員(56)を選出する人事を固めた。
同社によると横川社長は8日、定例の朝礼で社員を前に「(辞任ではなく、臨時株主総会で)
解任される道を選ぶ」と解任受け入れの意向を表明したという。
同社の労働組合も、横川社長が退任した後の新体制を支持する方針を示していた。

同社は、06年に野村グループなど投資会社2社からの出資を受け、MBO(自社買収)を実施。
09年をめどに再上場する計画だったが、07年12月期で2期連続の赤字になるなど業績が回復せず
、投資会社は横川社長の退任を求めていた。
横川社長の解任には、投資会社に融資した銀行団の了承が必要。現時点で銀行団は態度を保留している。
また社長はサントリーに出資を要請している。
谷氏は、関東学院大卒。77年にすかいらーく入社。00年、バイキング形式の飲食店などを運営する
同社傘下のニラックス社長に就任し、黒字化に貢献した。07年10月から現職。

2008年8月14日木曜日

邦人記者暴行に遺憾表明=中国、「安全確保」を約束-福田首相

福田康夫首相は8日午後(日本時間同)の温家宝首相との会談で、新疆ウイグル自治区
カシュガルで起きた武装警察による邦人記者らへの暴行事件について「非常に遺憾だ」と表明した。
また、邦人の安全確保に万全を期すよう要請した。
これに対し温首相は「事件を重視している」と述べるとともに、
「中国政府はすぐに適切な措置を取った」として謝罪と補償に応じたことを説明。
さらに、「中国国内での日本の記者の取材を歓迎する。安全も確保する」と約束した。

日本の政治家は弱腰すぎる。

毒入り餃子事件でも、ハッキリ言うべきだ。

日本の政治家はだれに気を使っているんだ。

そして日本国民は黙っていろと言うのか?

2008年8月12日火曜日

全方位で衝突回避機能 日産が技術開発  ブレーキ自動で制御

日産自動車は五日、車線変更やバック時に他の自動車と接触するのを回避するため、
ブレーキを自動制御する技術を開発したと発表した。
日産は前方車への追突を避ける技術を搭載した車を販売しており、全方位で衝突を避ける
技術を取り揃えたことになる。車両の側面と後部にセンサーを設置し、隣の車線を走行中の車両や、
後方の障害物を検地。隣の車線で車が接近しているのに気付かずに車線変更を試みても、
四本のタイヤそれぞれのブレーキを制御し、ハンドルを押し戻す仕組み。駐車中の車を
バックで出す際も、他の車と衝突しそうになると、ブレーキがかかる。併せて、
警報などでドライバーに知らせる。日産は高級セダン「フーガ」をベースにした実験車を公開したが、
これらの技術を搭載した自動車の市販は「今のところ未定だ」と話している。

安全性には気をつけすぎるくらい注意をしてもらいたいですね。

2008年8月9日土曜日

山本昌200勝に思う「無駄な努力はしない」

昨日、中日の山本昌投手が200勝を達成しました。
本当におめでとうございます。
42歳での達成は皆さんに勇気を与えたと思います。
山本昌投手の速球は130キロ台でプロでは遅いのですが、ここまで現役を続けられました。
当然に他の選手より努力したのはもちろんですが、「ひざの故障」のあと、数々の
トップアスリートを指導しているトレーニング科学の専門家小山裕史氏に指導を受けています。
単に人より長い時間練習するだけでなく、合理的なトレーニングをしているのです。
無駄なトレーニングは故障の原因にもなり、かえって選手寿命を縮めることさえあります。
練習のし過ぎで故障した例を聞いたことはありませんか。

最近40代の選手が頑張っていますね。

阪神のトリオとか、アメリカでもいっぱい頑張っていますよね

まぁそれなりの能力もありますが、努力が大事だと思います!!

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2008年8月8日金曜日

首相、15日の靖国参拝せず 閣僚で参拝明言は保岡法相のみ

気になった記事

福田康夫首相は5日午前、終戦記念日の15日に靖国神社へ参拝するかどうかとの
記者団の質問に「わたしの過去の行動をみてほしい」と述べ、参拝しない考えを表明した。
首相は昨年9月の自民党総裁選でも靖国参拝は行わない意向を示していた。
閣僚では、保岡興治法相が5日午前の閣議後の記者会見で参拝の意向を表明した。
保岡氏は森内閣で法相だった平成12年にも参拝している。ただ、会見では
「法務大臣、保岡興治として参拝する」と言明したが、会見後になって
「参拝は私人の立場で行う」と変更した。
小渕内閣で郵政相だった平成10、11年に参拝している野田聖子消費者行政担当相は
「今のところいろいろ考えている」と述べるにとどめた。
太田誠一農水相も可能性に言及しつつもこの日は留保した。
一方、町村信孝官房長官は「外相では参拝しなかった。官房長官の立場で、いろいろなことに
配慮しながら行動することも必要なことだ」と述べ、参拝しない考えを示した。

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2008年8月6日水曜日

ALS患者皮膚からiPS細胞  米大学作製 原因解明へ前身

運動神経が侵される全身の筋肉が徐々に動かなく難病、筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)の
高齢な患者の皮膚から、新型万能細胞の「人口多能性幹細胞(iPS細胞」を作製することに、
米ハーバード大などのチームが成功し、米科学誌サイエンス(電子版)に三十一日付で発表した。
できたiPS細胞を、試験管内で運動神経に成長させることにも成功した。難病患者由来の
iPS細胞から、治療や研究に必要な細胞を作成できたのは初めて。
ALSの原因解明や治療研究の進展につながるほか、細胞や治療を施して患者に戻すなど、
将来の再生医療の実現にも期待を抱かせる成果だ。チームは、女性の遺伝性ALS患者(82)の
皮膚細胞に、京都大の某教授が開発したのと同じ四つの遺伝子を導入する方法でiPS細胞を作製。
それに薬品を加えて培養するなどして、運動神経細胞と「グリア細胞」と呼ばれる脳の細胞に成長させる
ことに成功した。だが、ALSで起きる異常を再現させることまではできていない。
これほど高齢の患者で成功したことから、iPS細胞は、患者の年齢に関係なく作製できる
可能性が高くなった。 新聞を読んで‥‥

2008年8月4日月曜日

1票の格差、最大は2・28倍-衆院

総務省が先日発表した住民基本台帳(2008年3月末時点)によると、衆院小選挙区の
「1票の格差」は、最大で2.277倍となり、前年の2.214倍から拡大した。
格差が2倍を超える選挙区は、東京8区や同17区など16選挙区が加わり、計53選挙区となった。
 最大格差は、人口が58万4152人で最多の千葉4区(船橋市)と、
25万6545人で最少の高知3区(土佐、須崎、宿毛市など)との間で生じた。
千葉4区の人口は前年から7768人増加、前年トップの兵庫6区を抜いた。
前年に続いて最少の高知3区は3968人減少した。   新聞を読んで‥‥


  ☆ 小遣い稼ぎ??
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2008年8月2日土曜日

スクーターで米大陸横断、70歳代男性コンビ

ガソリン価格は高騰し、若者文化全盛のこのご時世、2気筒のバイクを愛好する70歳代の
アメリカ人男性2人が、無鉄砲ともいえる米大陸横断に成功した。
カリフォルニア(California)州のボブ・チェース(Bob Chase)さん(72)とニューヨーク(
New York)州のバディー・ローゼンバウム(Buddy Rosenbaum)さん(71)の2人は、
それぞれ所有していた排気量1000ccの大型バイクをイタリア製スクーターと交換し、
カリフォルニアからニューヨークまで5500キロの旅に出た。
■「情熱の追求に年齢は関係ない」
7月14日、ニューヨーク市のタイムズスクエアに2人が到着するまでにかかった旅費は、
ガソリン代300ドル(約3万2000円)だけだった。しかし、経済的な旅が依然、可能だということを
証明することだけが、2人が小型バイクに乗り換えた目的ではなかった。年齢も理由だったのだ。
「ボブと私はいつもバイク・アドベンチャーに燃えてきた。バイクが少々重くなってきたけれど、
あきらめたくはなかった」とローゼンバウムさんは言う。
2人のルート選びでも、年齢は考慮すべき要因となった。2人はアメリカ最古の大陸横断道路、
リンカーン・ハイウエー(Lincoln Highway)を選んだ。
おまけに2人はタイムズスクエアへは普通のスクーターではなく、ピアジオ(Piaggios)の
3輪スクーターで登場し、ローゼンバウムさんいわく「情熱の追求に年齢は障害とならない」
ことを証明した旅の最高潮となった。「年を取っても、情熱を持ち続けることはできる。
あきらめる必要はない。情熱を表現する創造的な方法を探さなくちゃいけないだけだ」
(ローゼンバウムさん)

■ツーリング先で出会って以来、世界各地をともに
神経質なニューヨーカーのローゼンバウムさんと、くつろいだカリフォルニアンのチェースさんが
最初に出会ったのは、南米チリの首都サンティアゴ(Santiago)からティエラデルフエゴ
(Tierra del Fuego)をそれぞれ旅している時だった。2人ともBMWの大型バイクに乗っていた。
以来一緒に世界をバイクで周り、ヒマラヤ(Himalayas)山脈やアルプス(Alps)山脈越えをともに
した2人は今回、リンカーン・ハイウエーを並んで疾走した。
チェースさんはこの一条のハイウェイは、永遠の若さを求めるアメリカ人にとっての至宝だという。
「このハイウエーは5500キロの博物館だが、今や失われつつある。保存されるべきなのに、多くの人が
それをよく分かっていないし、(リンカーン・ハイウエーを)生かすことに関心がない」と嘆く。
ローゼンバウムさんは、新しい旅に出る度に、出発の前にジャック・ケルアック(Jack Kerouac)の
『路上(On The Road)』を読み返すという。「この本を読むと求めていたスピリットが得られるんだ」

■「歳をとることを投げ出すべきではない」
大陸横断中、2人は誕生100年の古い橋を渡り、建築70年の建物を目にしながら、
見過ごされがちな年齢を重ねた命を祝福したという。「オハイオ(Ohio)州とウェストバージニア
(West Virginia)州を結ぶニューウェル・ブリッジ(Newell Bridge)は、105歳だけど、
まだあそこにある。1933年のアールデコ様式の駅もあった。最初の持ち主の息子がまだ管理して、
使われていた。今も生きている建築や物を見るたびに僕たちは喜んだ」(ローゼンバウムさん)
米大陸横断の旅から学んだ教訓があるとすれば、それは1ガロン4ドルの時代にもまだ燃費の
よい旅が可能だということだけではない。それよりも大事なのは、アメリカ人は歳をとることを
早々に投げ出すべきではない、とう点かもしれない。
「アメリカは古い物をさっさと捨て、すぐに新しいものと置き換える」とローゼンバウムさん。
「われわれは古いものを保存すべきだ。古いものへの思いやりからだけではない。古いものには
気品があるからだ」 (c)AFP

素晴らしい大陸横断だったね!!

2008年8月1日金曜日

タイブレーク制導入に抗議を報じる日本の各紙

25日に国際野球連盟(International Baseball Federation、IBAF)がタイブレーク制の
導入を発表したことを受けて、北京五輪に出場する野球日本代表が非難していると、
27日付けの日本の各紙が報じている。
国際野球連盟が25日、決着のつくまで続く延長戦を回避するため、延長11回に突入した際は
無死一、二塁の状況から試合を始めるタイブレーク制を導入を発表したことを受けて、
日刊スポーツ(Nikkan Sports)は、五輪二週間前にルール変更はおかしい、
我々は親善試合をするのではない、我々は世界一を決める真剣勝負をする、誰にも相談なく
IBAFが決めたのことが理解できない、強く抗議していく、と語る北京五輪・野球日本代表の星野仙一(Senichi Hoshino)監督の声を報じている。
また、スポーツニッポン(Sports Nippon)は、おそらく試合を早く終わらせたいのだろう、
どちらのチームにも有利、不利はないと思うが、なぜもっと早くに変えなかったのか、
と困惑する日本代表の田淵幸一(Koichi Tabuchi)コーチの声を報じている。 (c)AFP