南部アフリカ5か国は18日、オカバンゴ・デルタ(Okavango Delta)とザンベジ川(Zambezi River)流
域をカバーする巨大な自然保護区を設置することで合意した。
アンゴラの首都ルアンダ(Luanda)で開かれた南部アフリカ開発共同体(Southern African
Development Community、SADC)首脳会議で合意されたもので、
「世界最大の自然保護区が誕生する」と発表された。
この「自然保護・観光地区」は、アンゴラ、ボツワナ、ナミビア、ザンビア、ジンバブエの
一部地域にまたがり、フランスの半分以上の面積を誇る。世界有数のビクトリア滝(Victoria Falls)
やオカバンゴ・デルタを含む14の国立公園・自然保護区が実質的につながることになる。
首脳たちは、保護区の設置により豊かな生物多様性が守られ、
エコツーリズムも促進されることを期待している。
一帯はチーターやリカオン、ブラックセーブル、サイなどの希少種の生息地として知られ、
ゾウも25万頭余りが暮らしている。
(c)AFP
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