2008年9月28日日曜日

 田中正造と足尾鉱毒の企画展

下野新聞創刊130年を記念した企画展「予(よ)は下野の
百姓(ひゃくしょう)なりー田中正造と足尾鉱毒事件 
新聞でみる公害の原点―」が20日から11月30日まで、
横浜市中区の日本新聞博物館で開かれる。田中正造は、下野新聞の前身
「栃木新聞」の編集人として自由民権論を唱え、
後に政治家として活躍した。企画展は、田中が取り組んだ日本の
「公害の原点」とされる足尾鉱山の鉱毒事件を、新聞が
どのように伝えたのか、明治天皇への直訴状や当時の新聞などを紹介する。
10月4日には栃木県出身の作家立松和平さんが「現在に生きる
田中正造の思想」と題し講演する。後援会の応募は住所、
氏名、人数、連絡先の電話番号を明記し往復はがきか電子メールで。
あて先は郵便番号231-8311、横浜市中区日本大通11、
日本新聞博物館「立松和平講演会」係。またはmrwahei@newspark.or.jp 
問い合わせは日本新聞博物館、電話045(661)2040.

2008年9月27日土曜日

独身男の犬小屋的ライフ  「飼う」と「買う」

この連載もこれが最終回。ろくなことを書いてこなかった気がするが、
今となってはもう遅い。というわけで、最後くらい、ちょっとまじめに
書いてみようかな。現在、わが家で暮らす富士丸はハスキーと
コリーのミックス、要は雑種だ。あるブリーダーのところで、
発情した父ちゃんコリーが、棚をぶち破って母ちゃんはスキーを
妊娠させたんだそうな。でも、そんな子犬は売り物ならない。
だからブリーダーさんは、仕方なくインターネットの
「飼い主募集」コーナーに投稿した。それを、夜勤のバイト中に
こっそり見ていたひとりの男が後先考えずに引き取ったというわけだ。
そんな富士丸も、今年で六歳になった。そして今ではなくては
ならない大切な存在になっている。犬というのは不思議な存在で、
飼い主の心をしっかりとつかんではなさない。それは雑種だろうが
血統書付きだろうが、関係ない。だいたい犬は、自分が何という
犬種なのかなんて考えてもいない。ひょっとしたら、自分の外見すら、
ちゃんと分かってないのかもしれない。そんなことより、
飼い主から愛されることをひたすら望む。一方、人間はどうだろう。
流行や好みの犬種があり、足しげくペットショップに通って、
何十万円というお金を払って子犬を買う。そのこと自体が悪いとは思わない。実際に暮らしてみれば、多くの飼い主は犬を、それはそれは大切に
思うことだろう。しかし、ペットブームの中で飼い主から捨てられる犬が
いるのも事実。自分で選んで「買って」おいて、飽きたら捨てるとは
どういうことだろう。その犬たちがどうなるのかも、ちゃんと知ってるくせに。大金を払って売り買いされる犬たちがいる一方で、毎日意味も分からず、
殺されていく犬たちがいる。その状況に、ものすごく、違和感がある。
だから最後にこれだけは言っておきたい。自分で「飼った」んだから、
最後まで犬の面倒は見ようよ、と。そして、これから犬を迎えたいと
思う人には、「買う」以外にも方法があるということを。

2008年9月25日木曜日

蛭子さんとAKB48が実演  五輪招致へ開発「TOKYO体操」

東京都が二〇一六年の五輪招致などに向け開発した健康体操プログラム
「TOKYO体操」に記者発表会が都庁で開かれ、
イメージリーダーに起用されたアイドルグループAKB48と
漫画家蛭子能収さんが実演した。体操は二種類あり、まずはAKB48の
大島優子ら五人が、ダンス要素を取り入れた主に若者向けの
「アクティブバージョン」をさわやかに披露。続いて、いすに座って
ゆっくりと行う「シッティングバージョン」に、蛭子さんが参加。
発表会には石原慎太郎知事も出席した。

2008年9月23日火曜日

乾杯!英エリザベス女王にビール1900リットルが誤配送

英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)のもとに10日、誤って
12バレル(約1908リットル)のラガービールが届けられるという出来事があった。
11日に明らかになった。

クロアチアのザグレブ(Zagreb)で行われた2010年サッカーW杯南アフリカ大会
(2010 World Cup)欧州予選のイングランド対クロアチア戦を控えた10日、
ロンドン(London)西部のウィンザー城(Windsor Castle)にトラックで大量の
ラガービールが届けられたという。

王宮の職員が慌てて電話で確認をとったところ、8キロ離れたバークシャー州(Berkshire)
のMaidenheadにある「ウィンザー城パブ(Windsor Castle pub)」
に届けられる予定だったことが明らかになった。

ビールを注文した同パブの支配人Misko Coric氏は、「以前に王室宛の手紙がこちらに
届いたことがあったけど、こっちの注文が向こう側に配送されたのは今回が
初めてじゃないかな」と語っている。 (c)AFP

2008年9月22日月曜日

西部M2、今日にも胴上げ  中村満塁43号 

際立つ抜け目ない攻撃1点に固執する西部の攻撃はしぶとかった。
その積み重ねが二けた得点に。拙攻に泣いたソフトバンクとの地力の差を
見せつけた一戦だ。1点差とされた直後の8回、
先頭で二塁打を放った片岡をバントで三塁に進める。
これは1回のソフトバンクと同じケースだ。
ここで代打・平尾の遊ゴロの間にあっさりと追加点を奪った。
3番の多村が遊飛を打ち上げ、先制機を逸した相手とは対照的だった。
平尾はゴロを転がすこと、片岡はバットに当たった瞬間に絶好の
スタートを切ることだけに集中していた。
渡辺監督は「ベンチの意図を感じてくれた。いつも(安打などで)点が
取れるわけじゃないから」と納得顔。9回も失策、
振り逃げなどがあってから、中村に決定的な満塁本塁打が出た。
ミスを見逃さない抜け目のなさが際立った。オリックスが敗れ、
優勝マジックは「2」に。「一気に決めましょう」(中島)
「地元ファンと早く優勝の喜びを分かち合いたい」(赤田)。
22日から西部ドームで3連敗。「みんな気合が入るだろう」と
渡辺監督。歓喜の地元胴上げが、いよいよに迫った。

2008年9月21日日曜日

オーストラリア、下着1枚で踊った州政府閣僚が辞任

オーストラリアのニューサウスウェールズ(New South Wales)州で10日、州警察庁長官が、パーティーで泥酔しブリーフ一枚で踊っていた事実が発覚し、辞任に追い込まれた。辞任したマット・ブラウン(Matt Brown)長官(36)は、3日前に就任したばかりだった。

 オーストラリアン(Australian)紙が目撃者の話として報じたところによると、ブラウン氏(36)は3か月前、シドニー(Sydney)の議員事務所で開いたパーティーで、ズボンを降ろしブリーフ姿になるとソファの上に飛び乗り大音響のテクノミュージックに合わせて踊り出したという。

ブラウン氏もこの事実を認め、「閣僚にふさわしくない行為だった」として辞意を表明した。
ブラウン氏は記者会見で「わたしも人間で間違いを犯すこともあるが、その責任はとる」と
感情を抑えながら語った。一方で、パーティー会場で同僚のノリーン・ヘイ(Noreen Hay)議員と
性行為をするまねまでしたとの報道は、強く否定した。

オーストラリアン紙は目撃者の話として、ブリーフ姿のブラウン氏はヘイ議員の上に馬乗りになると、
自分の行為の詳細をヘイ議員の娘に向かい下品な言葉で叫んでいたと伝えている。

報道について、ブラウン氏は「同僚議員に対する下品で不適切な中傷だ」と述べ、
「全くの嘘で、絶対にそんな事実はない」と否定した。

ブラウン氏に辞任を薦めたネイサン・リーズ(Nathan Rees)州首相は、
ブリーフ姿で踊った事実をブラウン氏から知らされた時の感情について
「当惑という言葉では不十分。怒りさえも通り越して…とにかく非常に落胆した」と語っている。
(c)AFP

2008年9月20日土曜日

「地球の真ん中の視点」がテーマ、ベルリンで熱帯地域の美術工芸品展

ドイツ・ベルリン(Berlin)のマーティン・グロピウス博物館(Martin Gropius Bau)で
12日から、熱帯・亜熱帯地域の美術工芸品展
「Die Tropen. Ansichten von der Mitte der Weltkugel
(熱帯:地球の真ん中からの視点)」が開催される。
会期は2009年1月5日まで。( c)AFP

2008年9月19日金曜日

ラッパーのカニエ・ウェスト、パパラッチのカメラ壊し逮捕

米ラッパー、カニエ・ウェスト(Kanye West、31)が11日、ロサンゼルス国際空港(
Los Angles International Airport)で、パパラッチが所有していた
1万ドル(約100万円)相当のカメラを破壊し、器物損壊罪で逮捕された。
空港警察が同日、明らかにした。

事件が起きたのは同日午前8時ごろ。ゴシップサイトTMZ.comのカメラマンの目撃談によると、
ウェストはボディガードとともに搭乗手続きに向かおうとしていたところ、
撮影していたパパラッチやカメラマンに気付き、立っていたパパラッチに駆け寄ると
カメラを奪い取り、床に叩きつけたという。

ウェストは搭乗前に警察により拘束されたが、警官の前でもカメラマンに飛びかかった。
ボディガードも逮捕されたという。警察は、現場にいた複数の目撃者にも話を聞いている。

ウェストはこれまで、『ザ・カレッジ・ドロップアウト(The college dropout)』(2004年)、
『レイト・レジストレーション(Late registration)』(2005年)、
『グラデュエーション(Graduation)』(2007年)の3枚のアルバムをリリース。
2100万ドル(約22億5000万円)を売り上げ、グラミー賞を9つ獲得している。 (c)AFP

2008年9月18日木曜日

メタリカ復活、「ヘビメタの原点」に帰った新アルバムを世界発売

世界中のヘビメタファンに吉報だ。米国のヘビーメタルバンド、メタリカ(Metallica)が
12日に世界リリースするニューアルバムは、バンドの原点である「ヘビメタ」
のスピリッツを取り戻した内容に仕上がっている。

■ヘビメタへの原点回帰アルバム
新アルバムのタイトルは『デス・マグネティック(Death Magnetic)』。
メタリカにとって単なる5年振りのアルバムというだけではない。これまで以上に大音量でダーク、
まさに「ヘビメタ」の神髄を取り戻している。

この原点回帰を促したのは、2年前からメタリカのプロデューサーを務めている
リック・ルービン(Rick Rubin)だ。これまでもパブリック・エネミー(Public Enemy)、
ジョニー・キャッシュ(Jonny Cash)、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
(Red Hot Chili Peppers)のプロデュースを手掛けてきたルービンは、1986年の
メタリカのアルバム『メタル・マスター(Master of Puppets)』を作ったときの
インスピレーションを思い出してほしいと、メンバーに語ったという。

「昔の音楽のように作ったんじゃなくて、昔のスピリッツで曲を作ったんだ」。
ルービンは、ニューヨーク・タイムズ(New York Times)紙のインタビューでこう語った。

 アルバム『セント・アンガー(St. Anger)』、『ロード(Load)』、
『リロード(Reload)』に収録されていた、気取った退屈な曲のことはもう忘れよう。
最盛期のメタリカが戻ってきたのだ。暴れまくるギター、壊れんばかりにはじけるドラム、
絶叫するボーカル、心臓が止まりそうなテンポ、そして脳みそに響きわたるリズム――。

ジャケットカバーには、『メタル・マスター』のジャケットに使われた墓地を思い起こさせる
ような棺と、磁場に引きつけられるようにその周囲に集まった砂鉄が描かれている。
収録曲は「サイアナイド(Cyanide)」や「マイ・アポカリプス(My Apocalypse)」など。
ファンもこの仕上がりに満足しているようだ。

■ここ数年の低迷を打ち切る出来
メタリカは、コンサートを開くたびにスタジアムを満員にし、アルバムの総売上は
5700万枚に上る人気バンドだ。しかし、最近はパッとしない時期が続いていた。
1999年に発表したサンフランシスコ交響楽団(San Francisco Symphony)との
競演ライヴアルバムは、ファンにとっては「意味のない活動」の典型になった。
2003年の奇抜なアルバム『セント・アンガー』でも、
ギタリストのカーク・ハメット(Kirk Hammett)のソロが少なく、ヘビメタファンをがっかりさせた。
翌年に公開されたドキュメンタリー映画『メタリカ:真実の瞬間
(Some kind of monster)』では、解散の危機に立つメタリカが描かれた。
当時はドラムのラーズ・ウルリッヒ(Lars Ulrich)とボーカルの
ジェームズ・ヘットフィールド(James Hetfield)の関係が悪化し、
メンバーをまとめる最終手段としてセラピストを雇うほどだった。
だが『デス・マグネティック』のリリースによって、こうした過去の低迷を
断ち切ることができるだろう。音楽誌ローリング・ストーン(Rolling Stone)は
同アルバムについて、次のように評している。「『デス・マグネティック』は、
音楽界におけるロシアのグルジア侵攻だ。眠れる巨人が突然、攻撃してきたのだ」 (c)AFP

2008年9月16日火曜日

カナダ総選挙控え、野党党首が「英会話」に苦悩?

カナダ・野党自由党のステファン・ディオン(Stephane Dion)党首は、10月14日の総選挙を前に
大きな壁に打ち当たっているという。それは、カナダの公用語の1つである英語の壁だ。
もう1つの公用語であるフランス語を母国語とするディオン氏は、党首となってから過去1年半に
わたり英会話の下手さを指摘されてきた。大多数の国民が英語を母国語とするカナダでは、
英語でつまずくことは問題になりかねない。
カナダの日刊紙グローブ・アンド・メール(Globe and Mail)のインタビューでは、この件について
「わたしは聴覚の問題を抱えているから、そのせいかもしれない。同時に複数の音声を聞き取ることが
難しいんだ。だから英語を聞き取るのにも苦労しているのだろう」と説明している。
一方、ディオン氏のライバルであるスティーブン・ハーパー(Stephen Harper)首相はフランス語
初心者でありながら、完璧ではないフランス語会話でフランス語圏の住民を味方につけることに
成功している。

首相の座についてからの2年間、ハーパー首相は記者会見の初めは
フランス語から話すように努力してきた。
議会の過半数を得るためには、フランス語話者が多数を占めるケベック(Quebec)州の
議席を勝ち取ることが不可欠だからだ。

ディオン氏も決して努力を怠っているわけではない。英語を上達させようと周囲のスタッフに
英語で話しかけ、英会話のコーチもついているが、それでも悪戦苦闘しているのだと言う。
「イントネーションやアクセント、単語をどのように並べるかという文法が、
どうも少しヘンでね…努力はしてるんだが」 (c)AFP

2008年9月14日日曜日

粒子物理学をラップで説明、ユーチューブに83万を超えるアクセス

粒子物理学者は、おたくで、きまじめで、いつも考え事をしていて、ソックスのような
ネクタイを付けているイメージがあるが、動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」に
投稿されたあるラップ・ソングが、そのイメージを変えようとしている。

83万6000回を超えるアクセスを記録している「ラージ・ハドロン・ラップ
(Large Hadron Rap)」のビデオには、数億ドルの粒子加速器をバックに、白衣・ヘルメット姿の
科学者たちが登場。ビートに合わせて、プロトンとクルトンの違いがわからない人々のために
わかりやすく解説する。
「反物質は、双子の悪い方なのさ」「でもこいつを棚に入れてはおけない。
双子の良い方に出会ったら、2人ともエネルギーに変わって消えちまうからさ」・・・
このラップ・ソングを発案したのは、米ミシガン州立大学(Michigan State University)の
大学院生で欧州合同素粒子原子核研究機構
(セルン、European Organisation for Nuclear Research、CERN)のプロジェクトにも
参加しているケイト・マカルパイン(Kate McAlpine)さん。
CERNは10日に巨大粒子加速器「大型ハドロン衝突型加速器(LHC)」を稼働させる。
専門家らは、この実験で「神の素粒子」とも呼ばれるヒッグス粒子の存在が確認されることを期待している。
マカルパインさんはAFPに対し、「同僚たちから、物理を正しく、平易に、そしておもしろく説明して
いると絶賛された」と話した。ただし、一部からは控え目な批判もあったという。
「ヒッグス粒子がもう発見されるなんて、という驚きは盛り込んだけれど、
科学への不満を言ってはいません」(c)AFP

2008年9月13日土曜日

豪サーファー、サメとスリル満点の「ジェットスキー」

オーストラリア東海岸のサーフポイントとして名高いバイロンベイ(Byron Bay)のビーチで7日、
サーフィンをしていた男性の足とサーフボードをつないでいたロープに巨大なサメが引っかかり、
「ジェットスキー状態」でサメに引きずられる事件があった。被害者は無事だった。
バイロンベイでサーフショップを経営するジョン・モーガン(John Morgan)さん(51)は、
毎日昼休みにサーフィンをしているが、この日はクラークスビーチ(Clarks Beach)で、
レッグロープに絡みついたサメに50メートル以上を「暴走」された。
現地紙「ノーザンスター(Northern Star)」の取材にモーガンさんは「巨大な渦が見えたので、
波から降りたとたん、後ろに向かって突然ぐっと引っ張られた。
ものすごく強力なジェットスキーに乗ったみたいだった」と答えた。

モーガンさんが楽しんでいたのは、オールを使って漕ぐスタンドアップパドルといわれるサーフィン。
とにかくロープからサメがほどけてくれるよう祈りながら、ボードにしがみついたという。
「水が汚かったのでサメの種類は分からなかったけれど、白い波しぶきの合間からでも
8~10フィート(約2.4~3メートル)あるとは思った」
サメが引っかかったのは岸から200~300メートル離れた場所だったという。
「自分も心底怖かったけれど、サメも同じくらい怖かったと思う。
振り返って噛み付かずにいてくれただけで、本当に良かったよ」(c)AFP

2008年9月12日金曜日

副大統領候補ペイリン氏のフィギュア人形、「スーパーヒーロー」型など販売中

米共和党副大統領候補のサラ・ペイリン(Sarah Palin)アラスカ(Alaska)州知事の
アクションフィギュア(人形)が、インターネット販売されている。
販売元はヒーロービルダーズ・ドットコム(Herobuilders.com)。
価格は「エグゼクティブ」型が27.95ドル(約3000円)、
「スーパーヒーロー」型が29.95ドル(約3200円)など。 (c)AFP

今話題の人ですね!!

2008年9月10日水曜日

25日に金融商品被害110番

「ロコ・ロンドン金取引」やファンドなど金融商品をめぐるトラブルが相次いでいるとして、
東京の3つの弁護士会(東京、第一東京、第二東京)は25日、弁護士が無料で電話相談に応じる
「金融商品被害110番」を実施する。相談は無料で、午前10時から午後4時まで。
必要な場合は後日、面談もする。先物取引や未公開株の被害にも応じる。

2008年9月8日月曜日

弥生の盾に緑色顔料

鳥取市の青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡で出土した弥生時代後期(1-3世紀)の盾に
塗られた緑色顔料の「緑土」が、東アジアでは最古の使用例だったことが分かり、
鳥取県埋蔵文化財センターが3日発表した。弥生時代の顔料はこれまで朱の赤、
漆の黒が知られていたが、大陸の顔料が伝来する以前の日本独特の色彩を知る貴重な史料となりそうだ。
緑色が塗られていたのは1998年に出土した盾2枚の一部。1枚は長さ約88㌢、幅8.5㌢で、
もう1枚は長さ40㌢、幅約10㌢。厚みは約1㌢と薄く、祭祀(さいし)用とみられる。
短い破片は赤と緑、長い破片は緑一色だった。

2008年9月7日日曜日

科学未来館の入場者500万人

宇宙飛行士の毛利衛さんが館長を務める東京都江東区の「日本科学未来館」が9月26日、
オープンから7年1ヵ月で来館者500万人を達成、記念式典が開かれた。
500万人目は「夏休みの宿題が終わったから連れてきてもらった」という、
東京都北区の小学6年生の男子生徒。母親、妹とともに、毛利さんからの認定証を受け取り
「すごくびっくりした。毛利さんは格好よく、そばにいるだけで迫力を感じる」と
緊張した面持ちだった。毛利さんは、常設展示「こちら、宇宙ステーション(ISS)」を
自ら解説する特別ツアーも男子生徒にプレゼント。「日本の科学技術を、多
くの人に見てもらいたい」と話していた。

2008年9月5日金曜日

 桂つく枝さん、文三襲名へ

落語家の桂つく枝さん(41)が9月25日、大阪市内で記者会見し、来年5月に
「五代目桂文三」を襲名することを明らかにした。文三は上方落語の由緒ある名跡。
明治、大正期に活躍した三代目は、赤塗りの人力車を乗り回して有名だった。
四代目が亡くなって以来、約90年ぶりに復活する。つく枝さんは大阪府出身、
1991年に五代目桂文枝に入門。「青菜」「ちりとてちん」などの古典を得意とする。
つく枝さんは「師匠が存命なら、この襲名は絶対になかったと思う。
夢のような機会を得たので、時代に合った落語ができるよう、精進していきたい」と語った。

2008年9月4日木曜日

「リバースモーゲージ」に保険新設

高齢者の住宅整備に後押し  金融機関の担保割れを回避
国土交通省と独立行政法人「住宅金融支援機構」は、所有者が自宅の不動産を担保に
金融機関から融資を受け、死亡後に不動産を売り借金を清算する「リバースモーゲージ」で、
高齢者の住宅改修資金を対象に、金融機関が担保の価格下落リスクを回避できる保険制度を
来年度創設する方針を固めた。地価の下落や、災害などで住宅の評価額が下がっても、
銀行などが債権を確実に回収できるようにすることで、リバースモーゲージの普及を促進。
高齢者が安心して暮らせる住宅の整備を後押しする目的。保険は住宅のバリアフリーや耐震、
省エネ化など住宅関連の融資に限定し、住宅金融支援機構が金融機関に販売。
国交省は保険料が高くなり過ぎないように、来年度予算の概算要求に機構への出資金を盛り込む考え。
高齢者の範囲などはこれから詰める。現在のリバースモーゲージでは、担保の要求が
①土地の評価額が四千万円以上
②地価が安定している都市部にある一戸建て-などと厳しく、利用できる人は限定的とされる。
国交省は「新保険制度で、地価が下がり続けている地方でも、
新たに融資の取り扱いが始まる可能性がある」と話している。

2008年9月2日火曜日

白ネギずくめ新メニュー

とろける食感と甘みが特長の鳥取県西部特産の白ネギをアピールしようと、
新作料理の発表会が先月21日、同米子市の皆生温泉であった。
「白ねぎ料理の店」に初めて認定された地元の宿泊保養施設「弓ヶ浜荘」が考案。
「白荵発見伝」と題した前菜からデザートまで白ネギずくめの12品を約40人が試食した。
認定店は弓ヶ浜荘のほか、米子市と境港市に計10店あり、
9月からそれぞれの新メニューを味わうことができている。

2008年9月1日月曜日

タイ国王、世界で最も裕福な王族に フォーブス誌

米経済誌「フォーブス(Forbes)」は21日、世界で最も裕福な王族に推定資産350億ドル
(約3兆8000億円)でタイのプミポン・アドゥンヤデート(Bhumibol Adulyadej)国王
(80)を選出した。プミポン国王は、第2位に選出されたオイルマネーで潤う
アラブ首長国連邦(United Arab Emirates、UAE)大統領のハリファ・ビン・ ザイド・ナハヤン(Khalifa bin Zayed al-Nahyan)アブダビ首長(60)を資産額で大きく引き離した。
プミポン国王は、世界最長の62年間にわたって王位の座にある。他の国王と比較して、
資産の透明性が高かったことがプミポン国王の1位獲得につながった。
フォーブス誌は、タイ王室の資産管理当局は今年に入りバンコク市内の3493エーカー
(約14平方キロ)の土地を含む広大な所有地を開放したことなどで、
これまでにない資産公開が行われたとした。
また同誌は「世界の王族長者の上位15人の資産総額は、前年の950億ドル(約10兆4000億円)から
1310億ドル(14兆3000億円)に増加した」とし、王族にとって良い投資環境の年だったと評価した。
原油価格の高騰が影響し、中東やアジアの石油産出国の王族が長者番付の上位を独占した。

第2位のハリファUAE大統領は、アブダビ首長国の豊富な石油埋蔵量に支えられ、
推定資産が230億ドル(約2兆5000億円)となった。

3位には、2005年に王位に就いた世界最大の石油輸出国サウジアラビアの
アブドラ・ビン・アブドルアジズ(Abdullah bin Abdul-Aziz)国王(84)が、
推定資産210億ドル(約2兆3000億円)で選出された。

前回1位だったブルネイのハサナル・ボルキア(Hassanal Bolkiah)国王(62)は、
推定資産200億ドル(約2兆2000億円)で4位となった。ブルネイは、東南アジアのボルネオ
(Borneo)島にある小国で、豊富な石油埋蔵量で潤ってきた。
ボルキア国王の資産が減少傾向にあることについて、フォーブス誌は、
「600年の歴史あるイスラム王朝を継承したボルキア国王は、石油埋蔵量の枯渇から
石油生産量を削減せざるを得なかった」と説明した。

5位は、推定資産180億ドル(約1兆9000億円)でドバイのムハンマド・ビン・ラシド
(Mohammed bin Rashid)首長(58)が選出された。

6位には、欧州から王族長者入りした2人のうち、リヒテンシュタイン元首のハンス・アダム2世(
Hans-Adam II、63)が資産50億ドル(約5500億円)で選出された。しかしながら、
アダム2世の主要資産は、米人富裕顧客の脱税行為をほう助した疑いで米国が
調査しているLGT銀行(LGT Bank)が管理している。 (c)AFP