2008年9月22日月曜日

西部M2、今日にも胴上げ  中村満塁43号 

際立つ抜け目ない攻撃1点に固執する西部の攻撃はしぶとかった。
その積み重ねが二けた得点に。拙攻に泣いたソフトバンクとの地力の差を
見せつけた一戦だ。1点差とされた直後の8回、
先頭で二塁打を放った片岡をバントで三塁に進める。
これは1回のソフトバンクと同じケースだ。
ここで代打・平尾の遊ゴロの間にあっさりと追加点を奪った。
3番の多村が遊飛を打ち上げ、先制機を逸した相手とは対照的だった。
平尾はゴロを転がすこと、片岡はバットに当たった瞬間に絶好の
スタートを切ることだけに集中していた。
渡辺監督は「ベンチの意図を感じてくれた。いつも(安打などで)点が
取れるわけじゃないから」と納得顔。9回も失策、
振り逃げなどがあってから、中村に決定的な満塁本塁打が出た。
ミスを見逃さない抜け目のなさが際立った。オリックスが敗れ、
優勝マジックは「2」に。「一気に決めましょう」(中島)
「地元ファンと早く優勝の喜びを分かち合いたい」(赤田)。
22日から西部ドームで3連敗。「みんな気合が入るだろう」と
渡辺監督。歓喜の地元胴上げが、いよいよに迫った。