2009年3月10日火曜日

東北もハイブリッド列車

東北、信越地方の観光鉄道路線に2010年秋以降、
ディーゼルエンジンと電池を搭載したハイブリッド列車を走らせる計画を
JR東日本が進めている。ハイブリッド列車の実用化に成功しているのは
世界でも日本やフランスなどだけで、国内の営業運転は07年の
小海線(山梨、長野県)以来2例目となる。電池の電力だけでモーターを
回転させて発車。加速時はディーゼルエンジンで起こした電気と
電池のパワーを使い、減速時には車輪の回転を電気エネルギーに
変えて電池に充電。従来のディーゼル車に比べ燃費が10%向上、
窒素酸化物(NOx)などの有害物質排出量は60%削減できる。
製造費用は1車両約3億円。観光ローカル路線として人気がある
津軽線と大湊線(いずれも青森県)、五能線(青森、秋田県)、
大糸線(長野、新潟県)に計10両を投入する。