2009年3月1日日曜日

 びょうぶに百人一首

 紀州藩徳川家の庄屋だった和歌山県橋本市吉原の民家に、
江戸時代後期の百人一首のびょうぶ絵が残っていたことが1月22日まで
に分かった。農業某さん(76)が約30年前、自宅の離れの客間に
あった六曲二双のびょうぶに百人一首と歌人の絵が描かれて
いるのを見つけた。高野山霊宝館の副館長が1月19日に鑑定。
絵は1枚が縦24.5㌢、横8.5㌢で、人物の版画に岩絵の具で彩色を
施していた。和歌は、世尊寺流をまねた力強い書風から
江戸時代後期の作とみられる。