2009年6月7日日曜日

 京大・山中教授らに国際賞

対訳・代表的日本人




医学分野の創造的研究に贈られるガードナー国際賞の
二〇〇九年の受賞者に、京都大の山中伸哉教授(四八)と
森和俊教授(五〇)が決まり、京都大で三十一日、二人が記者会見した。
山中教授の受賞理由は、再生医療への応用が期待される
人工多能性幹細胞(iPS細胞)の開発。「欧米で研究競争が
激化し脅威を感じる。iPS細胞といえば日本の名が
出るように貢献したい」と語った。森教授はタンパク質の
品質管理の仕組みを解明。「若手研究者が希望を持って
研究を続けられる環境をつくりたい」と話した。
今回は二人のほか、五人の外国人研究者が受賞。
賞金の十万カナダ㌦(約八百万円)がそれぞれ授与される。
授賞式は十月、カナダ・トロントで行われる。
同賞はカナダの財団が創設。過去に利根川進氏ら日本人六人が受賞した。