2009年4月24日金曜日

「学校管理職は男性を」 鹿児島 阿久根市側、県に伝える

大教育者のことば



未来を開く教育者たち




 鹿児島県阿久根市で教育長の職務代行者を努める
教育総務課長(58)が、小中学校の2009年度の管理職の
異動について「女性よりも男性、校長は定年前でない若い人」
と県に伝えていたことが4月8日、同課長への取材で分かった。
3月9日の市教育委員会定例会で同課長が発言し、
明らかにした。教育委員長(62)は「女性は地域に
受け入れられがたいという誤った認識で看過できない」
などと批判。同課長は「男性の方がとけこみやすいという意見があり、
1月に県に伝えた。女性でも活躍できると地域に理解して
もらうよう努力している」と話している。
若い校長は経験上、活発に行動すると感じている」と話している。
県教育委員会によると、4月1日付で阿久根市外に異動した
管理職は女性2人を含めて7人いるが、
女性の新たな赴任はなかった。県教育教職員課は
「要望としては受け取っておらず、
結果的に女性が配置されなかっただけ」としている。