2009年1月24日土曜日

前長崎市長の遺品、立命館へ

長崎市のJR長崎駅前で昨年4月に射殺された伊藤一長市長=
当時(61)=の遺族は12月22日、銃弾で穴の開いた背広などの
遺品を京都市の立命館大国際平和ミュージアムへ
寄託することを明らかにした。遺族によると、10-11月に
同ミュージアムで遺品を展示。展示全体の整合性を調整した上で
「常設展示も前向きな検討が可能」との話があり、決心したという。
前市長の長女(38)は「遺品は長崎に置きたいと悩んだが、
(父の)最後のメッセージが日々、多くの方々に『伝えられる』
ことをこそ望んでいる」とし、「若い世代の方が暴力の具体的な
イメージを持ち、社会、平和について考えるきっかけにしてほしい」
とつづった文書を長崎市に寄せた。