2008年11月14日金曜日

アオウミガメ産卵、本州で確認

 熱帯から亜熱帯に生息し、国内では鹿児島・沖縄県の南西諸島などが
主な産卵地とされるアオウミガメの産卵が愛知県豊橋市の表浜海岸で
10月22日までに確認された。本州での産卵確認は初めてという。
同海岸はアオウミガメの産卵地として知られている。市によると、
民間委託しているアオウミガメ実態調査員の男性が8月20日、海岸の
砂の上で卵104個を発見。割れてないものを安全な場所に埋め、
今月18日にふ化調査をした。卵はすべて死んでいたが、うち一つの卵の
中から子亀の死体(体長約7㌢)が発見され、同県の南知多ビーチランドの
鑑定でアオウミガメと確認された。肉食性のアカウミガメに対し、
アオウミガメは草食性。体長はアオウミガメがやや大きく、成体で約1㍍。
いずれも環境省のレッドデータブックで絶滅危惧(きぐ)種に指定されている。