2011年1月15日土曜日

ハリポタ盗用疑惑、米裁判所が「似てない」とバッサリ

J・K・ローリング(JK Rowling)の人気小説「ハリー・ポッター(Harry Potter)」

シリーズの第4作『ハリー・ポッターと炎のゴブレット(Harry Potter and the

Goblet of Fire)』は別の英作家の盗作だとして、この作家の

著作権管理団体が同シリーズの米出版元を相手取って起こした裁判で、

ニューヨーク(New York)地裁は6日、原告の訴えを退けた。

 作家の故エイドリアン・ジェイコブズ(Adrian Jacobs)氏の管理団体は、

ローリング氏がジェイコブズ氏の『魔法使いウィリーの冒険(The Adventures of

Willy the Wizard No 1 Livid Land)』(1987年出版)のストーリーの一部を

盗用したと主張。米国でハリー・ポッター・シリーズを出版する

スコラスティック(Scholastic)を訴えていた。

 しかし、シーラ・シェンドリン(Shira Sheindlin)判事は49ページにわたる判決文で、

2つの作品の「内容および表現方法には明確な差違があり、

読み手が感じる読後感も全く異なる。作品のコンセプトと世界観もあまりに違いすぎて、

真面目に比べること自体、無理がある」と訴えを一蹴した