欧州南天天文台(European Southern Observatory、ESO)は3月15日、
南米チリに設置された新技術望遠鏡(New Technology Telescope)が
撮影した惑星状星雲NGC 5189の画像を公開した。
特定の化学元素(水素、酸素、窒素)の露光のみを捕捉する狭帯域フィルターで得られた
画像を合成して作成した。赤と緑色の竜のようにも見えるこの星雲は、星の最期の姿だ。
質量が太陽の8倍を超えない星は、生涯を終えるときに外層を吹き飛ばし惑星状星雲を形作る。
そうした星雲の一部は、巨大な石けんの泡や巨大惑星のような球形になる。
NGC 5189の場合は、より複雑で、S字の形は星からの放出ガスによって
形成された内環を真横からとらえたものと考えられている。
(c)AFP
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