2009年7月5日日曜日

薪御能、古都に初夏告げる

古都 三都物語/花と寺 奈良・京都・鎌倉



◆京焼・清水焼◆ 京都にならぶ古都、奈良に伝わる正倉院様式の
紋様です清水焼 茶器 煎茶碗 ...




古都・奈良に初夏の訪れを告げる伝統行事
「薪御能(たきぎおのう)」が5月11日、奈良市の興福寺と
春日大社で始まり、かがり火に浮かび上がる優雅な舞に
約2400人の観客が酔いしれた。薪御能は平安時代の869年、
興福寺の法会「修二会(しゅにえ)」で猿楽が演じられたのが始まりで、
全国各地の野外能の起源とされる。
11日午前、春日大社舞殿で「咒師走(しゅしはし)りの儀」があり、
金春流が「翁(おきな)」を奉納、約600人が見物した。
午後5時半からは興福寺南大門跡に舞台を移して室生流が
「八島(やしま)」、観世流が「葛城(かづらき)」を披露したほか、
大蔵流狂言も上演された。