2008年12月13日土曜日

マニラの空港職員は「メリークリスマス」禁止

フィリピン・マニラ(Manila)の空港では、職員が旅行客に「メリークリスマス」と
呼び掛けることが禁止されている。マニラ・スタンダード・トゥデー(Manila Standard Today)紙が
11月20日、一面で報じた。

 空港総責任者のAlfonso Cusi氏は、クリスマスのあいさつが到着客から
「金をせびるための見え透いた手段」だとし、警告を通達した。

 毎年空港職員に通達されるこの指示は、「空港職員や警備員が利用客から金銭を
求めることを防ぐ」目的があるとCusi氏は語った。違反者には懲罰が科される。

 同紙によると、指示は通常無視されており、「『メリークリスマス』と呼び掛ける以外にも
利用客から金を巻き上げる方法はあると批判する人もいる」という。

 マニラの空港は例年11から12月に利用客のピークを迎える。前年は2か月で
89万7820人が到着した。 (c)AFP