2008年12月10日水曜日

「来季は優勝してMVPに」楽天・岩隈

パで5位チームからのMVP選出は1982年の落合(ロッテ)、
88年の門田(南海=現ソフトバンク)に続き、3人目。
Bクラスでの受賞も門田以来20年ぶりの快挙とあって、
楽天の岩隈は「最初はウソかと思った」という。

 「MVPは、優勝チームから選ばれるとばかり思っていた。
びっくりしたけれど、うれしかったです」。昨年は5勝に終わり、オフに右ひじを手術。
「あれで気持ちがリセットでき、マウンドでの不安が消えた。
自信を持って投げられるようになりました」と振り返る。

 「数字にはこだわらず、1年間マウンドを守ろうと心がけた」。
無欲の投球で復活を遂げた右腕は最多勝(21勝)、防御率(1・87)といった
タイトルを総なめにし、沢村賞も受賞した。

 技術的に大きく変えたところはないが、「制球がよくなった分、
打者としっかり勝負できた。特に低め(への投球)を意識した」。
その結果、シーズン被本塁打はわずか3。規定投球回数到達者の中で最少と抜群の安定感を誇った。

 日本代表入りが有力な来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも
「しっかり準備し、2月1日のキャンプ初日にはブルペン入りしたい」と意欲的だ。
そして、次の目標は「優勝してもう一度MVPに選ばれたい」とはっきり決めている。

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