2008年5月7日水曜日

原油価格は今後5年で2倍に、カナダ大手銀見通し

原油価格は今後5年間で1バレル=225ドルまで高騰するとの見通しが24日、発表された。
カナダの銀行大手カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマースはレポートの中で、
供給が今後ますます逼迫し、原油価格は2010年までに1バレル=150ドルに、2012年には
225ドルまで上がる可能性を指摘している。

 レポートは、国際エネルギー機関の現在の原油生産見通しについて、輸送燃料に適さない
液化天然ガスを含めており、供給量を約9%多く見積もっていると指摘。大規模油田の多くで
生産量が急速に低下していることから、生産量の増加はほとんど見込めず、
今後5年間で日量100万バレルにとどまると見ている。輸送燃料は世界消費の大半を占める。

 一方で、新興国の経済発展で需要は拡大するとし、ガソリン価格の高騰と経済の落ち込みで
米国内の需要は一日当たり200万バレルまで減少するものの、ロシア、中国、インドなどで
自動車の利用が増えるため、供給は逼迫するとの見方を示している。

 レポートによると、2007年の自動車販売はロシアで60%、ブラジルで30%、中国で20%増加した。
また、タタ・モーターズが低価格車を売り出したインドは、一般家庭への自動車の普及が急速に
進むと見ている。(c)AFP

新興国の発展の勢いがすごいスピードで発展している、また人口も多い国ばかり

どうなるんだろうか?