2008年4月15日火曜日

レッドソックスのユニフォーム 新ヤンキースタジアム建設現場で発見

現在建設中のニューヨーク・ヤンキースの新球場のコンクリート基礎の下からファンの

いたずらで埋められたボストン・レッドソックスのユニフォームが発見された。

ニューヨーク・ヤンキースの事務所に匿名の情報提供がされた後、現地13日に5時間を

費やしてレッドソックスの34番(デビッド・オーティス)のユニフォームが掘り出された。

ヤンキースとレッドソックスは長きにわたり、メジャーリーグで最も激しい

ライバル関係を持っている。ニューヨーク在住ながら、レッドソックスを応援している

犯人の建設作業員Gino Castignoli氏(46)は、2007年夏に仕事中の建設現場で

ユニフォームを隠したことをニューヨーク・ポスト紙に告白していた。

ヤンキースのランディ・レビン代表は「これの件に関して我々は何か非常にポジティブ

なことをしていこうと考えています。この非常にあくどく、卑劣な行為を非常に良い行為に

しようとしているのです」と語り、ユニフォームを洗濯した後にオークションに出品し、

ボストンの小児癌患者の為に募金することを明かした。

またヤンキースのロン・トロストCOO(最高執行責任者)は、

「彼が行ったことが間違っていただけでなく、その場所まで間違っていました」と語り、

Castignoli氏が当初ユニフォームをクラブハウスの下に埋めようとしていたが、

実際にはプライベートスイートエリアに埋めていたことを明かした。

収容人数5万1000人、総工費13億ドル(約1314億円)の新ヤンキースタジアムは現在の

ヤンキースタジアムに隣接する形で建設されており、2009年開幕前に完成する予定となっている。