現在建設中のニューヨーク・ヤンキースの新球場のコンクリート基礎の下からファンの
いたずらで埋められたボストン・レッドソックスのユニフォームが発見された。
ニューヨーク・ヤンキースの事務所に匿名の情報提供がされた後、現地13日に5時間を
費やしてレッドソックスの34番(デビッド・オーティス)のユニフォームが掘り出された。
ヤンキースとレッドソックスは長きにわたり、メジャーリーグで最も激しい
ライバル関係を持っている。ニューヨーク在住ながら、レッドソックスを応援している
犯人の建設作業員Gino Castignoli氏(46)は、2007年夏に仕事中の建設現場で
ユニフォームを隠したことをニューヨーク・ポスト紙に告白していた。
ヤンキースのランディ・レビン代表は「これの件に関して我々は何か非常にポジティブ
なことをしていこうと考えています。この非常にあくどく、卑劣な行為を非常に良い行為に
しようとしているのです」と語り、ユニフォームを洗濯した後にオークションに出品し、
ボストンの小児癌患者の為に募金することを明かした。
またヤンキースのロン・トロストCOO(最高執行責任者)は、
「彼が行ったことが間違っていただけでなく、その場所まで間違っていました」と語り、
Castignoli氏が当初ユニフォームをクラブハウスの下に埋めようとしていたが、
実際にはプライベートスイートエリアに埋めていたことを明かした。
収容人数5万1000人、総工費13億ドル(約1314億円)の新ヤンキースタジアムは現在の
ヤンキースタジアムに隣接する形で建設されており、2009年開幕前に完成する予定となっている。