英イングランドのサウスタインサイド(South Tyneside)議会は29日、
米マイクロブログ「ツイッター(Twitter)」にユーザーの個人情報開示を求める訴えを
米カリフォルニア(California)州地裁に起こし、同社から情報開示を受けたことを明らかにした。
サウスタインサイド議会によると同議会は、議員や議会職員らの中傷記事を掲載するブログ運営者で
「Mr Monkey(ミスター・モンキー)」と名乗る人物の身元情報を得るため、
ツイッター社を相手取り法的措置を取った。訴えを受けてツイッター社から代理人の
弁護士に個人情報が開示され、現在、専門家が情報を分析しているという。
AFPの取材にツイッター社は応じていないが、広報担当の1人が英BBCに対し
「個別の命令や要請についてコメントはできない」と述べた上で、
「アカウント情報を開示する前にはユーザーに通知している」と説明している。
英国ではツイッターをめぐり、英高等法院が実名報道を禁じた不倫疑惑の匿名サッカー選手として、
マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のライアン・ギグス(Ryan Giggs)
選手の名前がツイッターで拡散する騒ぎがあったばかり。
(c)AFP