主演ドラマ「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ(Two and a Half Men)」を
降板させられた俳優チャーリー・シーン(Charlie Sheen)が10日、
1億ドル(約83億円)の損害賠償を求めて同番組の製作者と
ワーナー・ブラザーズ(Warner Bros.)を提訴した。
シーンの弁護士は、シーンの解雇は契約違反に当たると主張。芸能情報サイトTMZが公開した
30ページにわたる裁判の関係書類では、「テレビ業界有数の金持ちである
チャック・ロリー(Chuck Lorre、番組プロデューサー)は、自分には金と権力があり、
番組に献身的なスタッフや出演者から金を取ると一方的に決めることができると考えている」と
ロリー氏を非難。シーンは彼自身のためだけでなく、番組のスタッフや出演者すべての
ために賠償金を求めていると訴えた。
さらに、番組打ち切りが決まったのは、シーンが公の場でロリー氏を批判する前だったと主張した。
ロリー氏はシーンを嫌っており、別番組に取りかかりたいために、
ドラマを終わらせたかったと論じている。また、ロリー氏とワーナーの間にシーンを
非難しようという隠謀があったとも主張している。
(c)AFP/Michael Thurston