2010年8月29日日曜日

メガネ無しで3D映像、任天堂が「3DS」を初公開

任天堂(Nintendo)は6月15日、米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス

(Los Angeles)で開幕したゲーム見本市「エレクトロニック・エンターテインメント

・エキスポ(Electronic Entertainment Expo、E3)」で、

専用メガネ無しで3D映像でのゲームを楽しめる、携帯ゲーム機

「ニンテンドーDS(Nintendo DS)」の次世代モデル「3DS」を発表した。

 岩田聡(Satoru Iwata)社長は3DSを頭上にかざし、「みなさんに試して

もらうのが待ちきれない」と語った。

 3DSは、トレードマークのデュアルスクリーンはそのままだが、

タッチペンによるタッチパネル操作ができるのは1面だけとなる。

岩田社長によると、「タッチスクリーンと3Dスクリーンは相性があまりよくない」のだという。

また、本体外側に搭載した2つのカメラで3D写真を撮影することもできる。

 岩田社長は、3D映画も視聴可能だとしながらも、今後の映画会社とのコンテンツ

契約などについては言及を避けた。

 同見本市では、ディズニー(Disney)やワーナー・ブラザーズ(Warner Brothers)、

ドリーム・ワークス(Dream Works)の3D映画の一部が3DS上で放映された。

 3DSは、モーションセンサーも内蔵しており、任天堂はこの機能が新たなソフトの

開発を促すことを期待している。


(c)AFP