総務省は、契約する通信会社以外の携帯電話端末を使えないようにする「SIM(シム)ロック」
の解除の是非について検討を開始した。
電話番号など契約者の個人情報を記録したメモリーチップ「SIMカード」を
携帯電話端末に差し込むと、契約する通信会社のネットワークに接続することができるが、
日本の大手携帯電話企業はSIMカードが自社端末でしか使えないよう、「SIMロック」をかけている。
このため、日本の携帯電話会社の契約者は海外で現地の通信会社のSIMカードを自分の端末に
差し込んで使うことができず、契約している通信会社の国際サービスに申し込むか、
海外用の端末を購入するしかない。
原口一博(Kazuhiro Haraguchi)総務相は以前から、こうした現状に
疑問を呈していたこともあり、総務省は企業や消費者などから幅広く意見を募る
ヒアリングを4月2日に開催すると発表した。
(c)AFP
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