2010年4月18日日曜日

高松塚壁画劣化で提言

 
奈良県明日香村の高松塚古墳(7世紀~8世紀初
め)の国宝壁画がカビなどで劣化した問題で、
文化庁の検討会は24日、壁画の保存管理に向
けた今後の課題として、関係機関が連携し、恒
久的にチェックする体制づくりが必要とする提
言をまとめた。これまでの原因分析とあわせ、
3月に最終報告書として文化庁に提出する。座
長の政策研究大学院大某客員教授は「次に壁画
古墳が見つかった場合、今回得られた知見を生
かしてほしい」と話した。高松塚古墳は1972
年の壁画発見以降、主に文化庁と東京文化財研
究所が保存管理を担当した。検討会は「東京か
ら古墳がある明日香村までは距離があり、日常
的な壁画の状態チェックなどで大きな障害とな
った」と指摘。今後は奈良県や明日香村など地
元関係機構に加え、市民や大学も参画する「官
民学」のネットワーク構築を求めた。



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高松塚への道