ベルギーの仏語紙ラ・デルニエール・ウール(La Derniere Heure)は3月9日、
3D技術を使った特別版を発行すると発表した。この特別号に掲載される写真や広告は、
3D映画などでおなじみのメガネを着用して見ると飛び出して見えるのだという。
同紙の編集長Hubert Leclercq氏は、「目標は全紙面を3D化することだ」と語る。
特別版の準備には2か月かかり、通常よりも多い11万5000部を発行するという。
Leclercq氏は「3D技術を使った映画やテレビ番組、ゲームなどが流行っていると聞いて、
挑戦することにした」と語るとともに、出版物の中で3D画像が使われたことはあるが、
今回のような取り組みは欧州の新聞では初めてではないかと指摘した。
一方で、「今回は試験的なもので、当面は、これ以上発展させていく計画はない」とし、
特別な設備とばく大な費用がかかることから、新聞の3D技術を一般化する
ことは難しいとの見解を示した。
(c)AFP
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