国内外の研究者や企業などによる産学連携の「ベーダ国際ロボット開発センター
(Veda International Robot R&D Center:福岡県宗像市)」は8月26日、
新しい車いすロボット「ロデム(Rodem)」の試作品を都内で発表した。
4つの車輪がついた「ロデム」の外見はスクーターのよう。
従来の車いすのように座るのではなく、サドルにまたがってハンドルを握る形式で、
利用者が介助なしでも乗り降りしやすいよう工夫してある。
操作は手元のジョイスティックで行う。
ひざや胸が当たる部分にはクッションが装着されている。
開発した研究者らは、「ロデム」によって人々がより自由に行きたいところへ
行かれるようになるほか、乗り物として楽しむこともできると述べている。
ベーダ国際ロボット開発センターは、日本やドイツ、イタリアの大学や企業、
研究機関などが参加して今年5月に発足。医療や介護の分野のロボット開発を進めており、
ロデムがその第1号となる。国の安全基準を満たす必要があるため商品化の時期は未定だが、
国内外の民間企業から要請があれば応じるという。
(c)AFP
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