冷戦期に旧ソ連軍が基地として使用し、核弾頭を格納していたドイツ国内の
土地が売却されることになった。売却を管理する独
ブランデンブルク(Brandenburg)州の機関BBGが8月18日、明らかにした。
「Lychen II」と呼ばれるこの土地はベルリン(Berlin)の北方約110キロの森林地帯にある。
面積は97へクタールで、BBGによれば、核弾頭を格納した2つの掩蔽(えんぺい)壕の
ほかに射撃練習場、建物約40棟などがあるという。
1990年に東西ドイツが統一され、旧ソ連軍が撤退したあと、
基地内の建物は荒廃しており、購入者は建物の多くを解体しなければならない。
核弾頭は1992年に撤去されたが、ピストル、機関銃、手榴弾などが使用された
射撃練習場には不発弾が残っている恐れがあるほか、アスベストもあるという。
希望売却価格は設定されていない。
購入希望者は、31日までに購入価格を申し出なければならない。
(c)AFP
Space Race 宇宙へ ~冷戦と二人の天才~
映像の世紀(7)勝者の世界分割 東西の冷戦はヤルタ会議から始まった
冷戦の闇を生きたナチス
ドイツ史の終焉