2009年9月29日火曜日

核弾頭格納にも使われた旧ソ連軍基地の跡地、売却へ ドイツ

冷戦期に旧ソ連軍が基地として使用し、核弾頭を格納していたドイツ国内の

土地が売却されることになった。売却を管理する独

ブランデンブルク(Brandenburg)州の機関BBGが8月18日、明らかにした。

「Lychen II」と呼ばれるこの土地はベルリン(Berlin)の北方約110キロの森林地帯にある。

面積は97へクタールで、BBGによれば、核弾頭を格納した2つの掩蔽(えんぺい)壕の

ほかに射撃練習場、建物約40棟などがあるという。

 1990年に東西ドイツが統一され、旧ソ連軍が撤退したあと、

基地内の建物は荒廃しており、購入者は建物の多くを解体しなければならない。

 核弾頭は1992年に撤去されたが、ピストル、機関銃、手榴弾などが使用された

射撃練習場には不発弾が残っている恐れがあるほか、アスベストもあるという。

 希望売却価格は設定されていない。

購入希望者は、31日までに購入価格を申し出なければならない。


(c)AFP



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