2009年8月1日土曜日

唐招提寺で「うちわまき」

唐招提寺匠が挑む



神社仏閣開運ガイド(関西版)改訂版




奈良市の唐招提寺で5月19日、「うちわまき」
で知られる梵網会(ぼんもうえ)があり、
参拝客が厄よけなどの御利益を願い、
宝扇(ほうせん)と呼ばれるハート形のうちわに
競うように手を伸ばした。金堂の解体修理工事で境内のスペースが狭く、
人数を100人に制限。太鼓の合図に続き、鐘が鳴り響く中、
鼓桜(ころう)の上着から二人の僧侶が2-3枚ずつうちわを投げ、
約10分間で約100枚をまき終えた。
その後、約1000人にうちわを手渡した。
うちわまきは鎌倉時代の唐招提寺中興の祖、
覚盛(かくじょう)上人が蚊をたたこうとした弟子を制し、
「血を与える行を実践しているのだ」と語ったとの
古事にちなんでおり、葬儀の際にうちわを供えたのが始まりとされる。