2009年6月30日火曜日

「安全運転に貢献」と道路の穴を放置、英国の村議会

これでよいのか!地方議会



自治・議会基本条例論





英エセックス(Essex)州の小さな村がこのほど、道路にできた穴を
「ドライバーが車の走行スピードを落とすのに貢献している」として、
修復しないことを決定し、州議会と対立している。

 ネーブストック(Navestock)村議会は、村内の道路に開いた穴は
「交通静穏化装置」の役割を果たしていると判断。路面の修復をしないことを決めた。

 これに対し、州内の道路管理責任をもつエセックス州議会はこの見解を却下、
「できるだけ早急に」村内の道路の修復に取りかかると発表した。
「おもしろい考え方だとは思うが、住民の大多数は安全でスムーズに走れる
道路を望んでいる」と、州交通道路管理課の責任者。

 一方の村議会は、穴を埋めてしまったら村内を通過する車のスピードが
上がってしまうと反論。村議の1人は、「州が村の道路全部を維持管理するなんて、
手間と費用の無駄だ。穴は天然の交通静穏化装置なんだ。
穴のおかげで村内の道路を通る車のスピードが
制限されているのに」と不満をあらわにした。(c)AFP