2009年5月8日金曜日

日本の中高生、留学希望4割

十代の留学が子供の未来をひらく



わが子の目が輝く高校留学




 海外に留学したいと考えている日本の中学生は37%、
高校生は41%で、どちらも米中韓の三カ国と比べて低かった
ことが十七日、日本青少年研究所(東京)の調査で分かった。
中学生は中国の84%、高校生は韓国の64%がトップだった。
調査にあたった同研究所は「日本人は豊かな生活をしている
現状に満足しがちで、チャレンジの意欲が小さいのでは」と
分析している。調査は昨年九―十月に四カ国の計百四十二校、
約八千三百人を対象に実施した。留学希望の生徒は、
米国では中学生が49%、高校生が56%。中国が高校生61%、
韓国は中学生47%だった。留学したい理由(複数回答)を尋ねたところ、
中国と韓国の中高生の回答は「外国の教育環境が良いから」
が四―六割にも上った。これに対して日本は中学生が17%、
高校生が8%で、教育環境には一定満足していることがうかがえた。
中韓は「外国の生活レベルが高いから」「国内の進学競争が激しい」と
の理由も約三、四割に上がったが、日米は一割前後だった。
一方で日本の中高生が留学に望むのは「異文化体験ができる」
「言葉の勉強に有利だから」が、いずれも半数を超えた。