2009年6月12日金曜日

親鸞像、完成した御影堂へ

日本人なら知っておきたいお寺と神社


知識ゼロからのお寺と仏像入門





浄土真宗本願寺派本山の西本願寺(京都市下京区)で四月一日、
宗祖親鸞の木製座像「御真影(ごしんねい)」を、
阿弥陀堂(あみだどう)から平成の大修復を終えた南隣の御影堂
(ごえいどう)に戻して安置する「御動座法要」が営まれた。
午前十時すぎ阿弥陀堂で門主が導師を努めて勤行が始まった。
多くの門信徒らが合掌して見守る中、雅楽の演奏隊を先頭に、
白い絹をまとった旅姿の御真影は僧が担ぐ輿(こし)でゆっくり
御影堂に約二百㍍移動した。その後、厨子(ずし)に安置。西本願寺によると、
御真影は信仰の象徴的存在で、高さ八二㌢、幅一〇八㌢ある。