2009年4月29日水曜日

“婿入り前”のクマ、実は雌

頭のうちどころが悪かった熊の話



高知県立のいち動物公園(香南市)の人気者で、札幌市の丸山動物園に
“婿入り”する予定だったマレーグマ「ハッピイ」が実は
雌であることが分かり、三月末に急きょ“花嫁”と
して送り出すことになった。思わぬハプニングに、
担当者は「マレーグマは雄と雌で顔つきや行動にほとんど違いがない。
成長するとなかなか近づけず、性別の誤りに気付かなかった」
と驚いている。ハッピイは二〇〇六年十月に父親のワンピイと
母親のタオチイの「四男」として誕生。昨年末には、
繁殖のため丸山動物園との間で縁談もまとまった。
ところが婚約が決まった直後、飼育係が、体の一部の特徴が
雄と異なることに気付いた。ただ丸山動物園には雌は高齢の
一頭しかおらず、ハッピイの受け入れを歓迎している。