2009年2月18日水曜日

つるし飾り、あでやかに

桃の節句に、母が娘の幸福を祈って手作りの人形をひもで
つるす「つるし飾り」。発祥の地とされる静岡県東伊豆町の
稲取温泉で1月20日から「ひなのつるし飾りまつり」を前に、
メーン会場が19日、地元町民に特別公開された。
つるし飾りは江戸時代に高価なひな人形を買えない母親らが
縁起物をかたどって作ったのが始まり。会場には黄色い花や
赤い服の人形など約8800個が赤い糸につるされて、しだれ桜のよう。
金びょうぶの反射を受けて、幻想的な雰囲気を醸し出した。
温泉街の5カ所の会場で3月31日まで展示される。