2008年12月20日土曜日

善光寺の仏像、快慶作か

長野市・善光寺所蔵の阿弥陀(あみだ)如来立像が鎌倉時代初期の仏師、
快慶の作品の可能性が高まり、同寺は26日、調査のため東京芸大
(東京都台東区)への搬出作業を始めた。仏像は高さ98.5㌢で、
全身に江戸時代の修復により、漆の上に金泥が施されている。
来歴は不明。9月の予備調査で、立体写真の撮影などを行った結果、
プロポーションや衣の形などから快慶の作品の可能性が高いことが判明した。同大では来年3月ごろまでにファイバースコープで内部を調査し、
快慶の作品と示す銘文があるかどうか確認する。
快慶は、運慶と並ぶ鎌倉時代の代表的な仏師で、
40数点の作品が現存している。