2008年10月12日日曜日

伊能忠敬らの乗船記録確認

江戸時代に唐津藩(佐賀県)で船の運航管理などに従事していた役人
「船手」が残した資料約1000点を、佐賀県立名護屋城博物館(唐津市)が
整理し、測量家の伊能忠敬や「遠山の金さん」の
父親の乗船記録を確認した。資料は18世紀半ばから幕末にかけ、
船手に従事した一族が作成。1812年の「測量方御用諸事覚帳」には、
測量に訪れた伊能忠敬の名が「伊能勘解由」として、
唐津藩の船に乗った一行の名簿に記されていた。
また、その前年の資料には「遠山の金さん」のモデルとされる
遠山景元の父、景晋が朝鮮通信使の接待のため対馬へ渡った記録もあった。